今日は卒業式。
「ねー。懐かしいね。」
「うん…昔の出会いとか最悪だったよね。」

「あはは…」

それは三年前。
私が中学生になるときの事だった。
引っ越して来て初めての土地での入学式。新しい学校
みんな知らない人

不安もいっぱい有ったけど楽しみだって有った。
決めたんだ。

次の学校では変わろうと。
虐められっこ以外の何かになるんだ。と

ぼけっとしてると後ろから強い力を感じた
「あ。」
「え?」

地面に叩き付けられる
「??」
何が起きたのか分からない

「わりぃ…ひいちまった」

ひいちまった…って私自転車にひかれてたんだ!
いやわりぃじゃないよな…

「あ?え?ほぇ?あ…大丈夫です!」

あんまりにも格好いい人だからビックリした。


そして、逃げていた。
顔が赤くなります…

教室に入ると沢山の人が居た。
可愛い人だって居た
女優さんみたい。

「おはよー!よろしくね♪」
みんなはお互いを知ってるみたいで挨拶とかしてる。
ウワッどうしよう。
うち1人だよ!

まぁ。まず席について隣を確かめた。
………さっきの格好いい人!!

「あ…。さっきは悪いな。」
最初にそれかいな…
「大丈夫だよ!」

ガッツポーズをして見せる。
「元気な野郎だな。」
野郎扱い。
この人…何様?
「きゃぁぁぁ龍君おはよー!」
モテモテ…ですね。