あたしは小さく首を傾げて、


「そーね。

でも予選で出品した2品は、
そのまま本選に出すのが決まり
らしいし。

追加品目はまだ発表されてない
から、しょーじき何すればいいの
かも、今はまだわかんないん
だけど」


ホント、やるべきことがわかって
れば、必死にそれに打ち込むだけ
なんだけど。


わかんないと、気持ちだけが
先走って……つい、この間みたい
なことになる。


「でも、説明会でその発表も
あるんでしょ?

もう少しじゃない」


励ますような南さんの指摘に、
あたしは『それもそっか』と
頷いて。


「あたしがどこまで役に立てるか
わかんないけど、精いっぱい
やるわ」


「がんばって、アリィ

ボク達も応援してるからね!」


「ありがと、マッキー」


ストレートな応援に、あたしは
ちょっと気恥ずかしくなりながら
もお礼を言う。



――すべては、3日後。


心の中では、キーワードみたいに
そう、呟いてた。



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