マッキーが、あたしに気分転換の
つもりで誘ってくれてるのは
明らかだった。


それに爽介は今もクリスマス
ケーキの方にかかりっきりで、
今日も何か予定があるわけじゃ
ない。


あたしは首を縦に振って、


「そーね。

邪魔にならないんだったらついて
行くわ」


「アリィだってサポーターなん
だから、問題ないよ♪

じゃぁ、着替えて出ちゃおうか」



そうしてあたしとマッキーは、
ふたりで久しぶりに代々木まで
足を運んだ。


途中、オシャレなカフェを見つ
けて入って、時間までたわいない
話に華を咲かせる。


考えたら、休憩以外でマッキーと
ふたりでお茶するのって初めて
で、ホントにけっこう気分転換に
なった。


時間の少し前に事務局本部に移動
して、1時間ほど、資料をもとに
話を聞いたり、こちらからの質問
事項に返答をもらったりして。