_______________ __________ 「送っていかなくていいのか?」 「うん。 今は1人でいたいから」 「そっか。 んじゃ、気をつけて帰れよ」 「うん。 ありがと」 手をふるあたしを背に、アキはバイクに跨る。 「カオリ」 初めてアキに呼ばれたあたしの名前。 「んー?」 あたしは後ろに振り返った。