シャワーを浴びたのか、 髪から水が滴っている。 あたしはドカドカ廊下を歩き、 ナオキに近づいていった。 怒りを抑えられないあたし。 「あんた、何してんの?」 あたしの声に顔を上げたナオキは、 「・・・え?」 目を丸くしてあたしを見る。