伸ばしたあたしの手を掴み、 アキは部屋から少し離れた階段に腰掛けた。 「じゃあどーすんのさ?」 バカと言われてちょっとイライラするあたしに、 「侵入すんだよ。 中にいるあいつらの様子で浮気かどうか決まんだから」 アキは落ち着いた様子。 ムカつく・・・。 「でもそんなの犯罪だよ? 不法侵入じゃん!」