「気になんなら確かめてみれば?」 あたし達の話を聞いていたんだろう。 斜め前の席に座ってた男が話しに入ってきた。 「・・・そんなの怖いじゃん」 あたしがボソッとこぼした言葉を拾って、 「そんなこと言ってたら遅かれ早かれ男に振られるぞ」 男は悪魔のように笑う。 普通ならここは完全無視だけど、酔ってる今はそうはいかない。 あたしは男の言葉を真に受けてしまった。