隣に座ってるミカがあたしが飲んでるお酒を奪おうとしても、あたしは取られないように必死だった。 「カオリ、いい加減にしときなって」 呆れた声を出すミカはあたしの所為で酔いが覚めたみたいだ。 ため息を吐いてる。 それにはあたしも申し訳ないという感情があって、 「・・・ミカ、ごめんね?」 その言葉を口にしたと思う。 そんなあたしにミカは少し笑って「ん」って言った。