君に幸せの唄を奏でよう。



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「うわぁー!すごい量の花火ですね」


あたし達は、河原にきていた。


草野さん達が、持ってきた花火を見て驚いた。


あたし達も一応持ってきたが、比べようにもならない。


「凄いだろ?唄ちゃん達も大学生になったら、これぐらいの量ですると思うよ」


草野さんは、笑顔で言ってきた。


「すげーな。ロケット花火の量」


亮太の言うとおり、手持ち花火よりもロケット花火の方が圧倒的に多かった。


「まだ、来ないな…」


草野さんは、時計を見ながら呟いた。


「まだ、誰か来るんですか?」


「そうだよ。おっ来たな。お~い!こっちだ!」


向こうから、2人組の男が歩いてきた。


あれ、どこかで見たことがあるような………?


えっ?!な、な、なんで……。


「なんで、橘 奏が居るのッ?!」


「なんで、お前が居るんだッ?!」


あたし達は、お互いビックリしながらハモった。


「あたしは、草野さんに誘われて…」


「俺は、先輩に誘われて…」


まさか!


あたし達は、草野さんの方に振り向いた。


「やっぱ、お似合いだな」


草野さんは、あたし達を見ながら微笑んでいた。


草野さんにハメられた--!!


「「………」」


うわぁ…とても気まずいんですけどッ!


さっきから、心臓が違う意味でドキドキしてるしっ!


なにこの展開?!何かの嫌がらせ?!


「唄ちゃん、久しぶり」


「宮木さん!お久しぶりです」


ナイスタイミングですっ!


「よし。みんな集まったから始めるか」


草野さんはそう言いながら、皆の所に行った。


「唄、行くぞ」


「うん…」


亮太に言われ、あたし達は草野さんの所に向かった。