『はじめまして。工藤と申します。群青先生と呼んでください。いつもそう呼ばれています』 秋晴れというよりは、まだまだ暑い9月1日。 2学期初日の体育館。 校長に壇上へ呼ばれて、自己紹介をする奴。 こいつこそ、この平凡な学校生活に現れた、そう、異質。 中途半端な時期にやって来た群青“先生”。