あたしを乗せた自転車は 風を切りながら すっかり日の暮れた河川敷を走っていく。 薄暗い夕闇の中、 街灯を反射する川面がきらきら光る それが夜空みたいに綺麗で、 まるで空を飛んでるみたいに幻想的だった。 だから、あたしはすっかり舞い上がっていて、 思いもしなかった。 まさか、 家の前で、 あんなことが起きるなんて……。