「今日は捕まっちゃったみたいね」 呆れたような口調。 なんだか大人数の人がぞろぞろ降りてくる音がする。 高い声、クスクスわらったり囁いたり。 女の人たちかな? 「あれ、全部シュウのファンよ。埋もれて見えないけど、あの中にシュウもいるんじゃない?」 「え? ……えぇぇぇ!!」 埋もれるほどのファンって、 一体!? 「彼、月に一・二度、教授に頼まれて講義を開いてるの。誰でも参加していいんだけど、女子が大半かな? 優秀なイケメンは辛いわよね」 言いながらあたしを見つめた。