”ただ、愛されたかった…”

「美樹ちゃん、明日、飲み会があるんだけど、一緒に行かない?」

 瑠理は、美樹を誘った。

 「…。うん、行こうかな。」

 沙織にゆかりに、茂に圭…。美樹と瑠理をいれて、9人での飲み会だ。

 
 「はい、ありがとうございます…。」

 「何時頃、お店終わりそう?」

 「沙織?多分7時頃には、お店でれるよ。8時頃に美樹ちゃんと行くよ。

 先に、みんなと飲んでてね。」

 瑠理は、そう言って、お店を見渡した。

 ”多分大丈夫だ”独り言を言った。

 「ただいま~、美樹ちゃん支度できてる?」

 瑠理が聞いた。

 「私、やっぱり、行かない」

 「どうして?」

 「なんとなく行きたくないの。」


 美樹は、飲み会に行きたくないと言う。


 仕方なく、一人でみんなの場所に向かった…。