俺が真冬に言った、美鈴への気持ち。 『あぁ!!すごくすごく愛してる!』 はっきりと"愛してる"なんて言ったのは初めだった。 いつかは、君に… なんて時間がないことはわかっていたはずなのに、 君と過ごす幸せな時間が永遠でないことはわかっていたはずなのに、 "いつか"なんて言って 結局は君と最後の夜にすら言えなかったんだ。 この時はまだ微かに夢でも見ていたのかもしれない。 いつか君に言えるだろう。 "愛してる"と。