私が起きていることに気付いた敬人さんは、一瞬ぎょっとした表情を浮かべ、そしてすぐに涙と鼻水をダラダラと流しながらベッドへ近づいてきた。 「麻ぁ衣いぃぃぃぃぃぃっ!!!うおぉぉ、心配したんだぞおぉぉぉぉ!!!」 すごい形相で抱きついてきた敬人さんに、私はただポカンとしていることしかできなかった。 「あ、あの、敬人さ…く、苦しっ…」 「おぉ、すまんすまん、つい…」 敬人さんは正気を取り戻したのか、私を解放して照れたように頭をポリポリと掻いた。 …この仕草、やっぱり…