本当に心がないんじゃないかって、思っていた。 だけど違った。 あたしの鼓動は速度を増した。 あたしの頬は笑みを浮かべた。 あたしの心はこんなことまで考えさせるようになった。 今なら、この環境に居られればあたしはきっと変われる。 訳もなく、根拠もない自信が、あたしの心に確信として固まっている。 それは心に鍵がかかったように感じた。