あたしが二番目だということ。


一番目があたしじゃないということ。


一番目の人物が彼奴だってこと。




で、一番の問題は…


昨日の顔面野郎の姿は丸っきり変わっていた。


540°―――――一回転半―――――したように変わっていた。


天と地が逆さになった気がした。っていうのは大袈裟か。






だけど彼は思いっきり髪を黒く染め、装飾品は全部取り、制服も昨日より着崩してなかった。



見違えた。



あたしは教室の入り口に立ったまま、ポカンと口を開けたまま棒立ち状態。