教室中が沈黙と化した。
生徒の目線は勿論。
「か、かか、かわい、かわ…!?ちょ、調子こいてんじゃないわよ!!?」
何が何だかさっぱりわからなくなり、なんとなく叫んでやった。
「最初から思ってたのよ!さっきは加減して喋ってやったけど…あんた何人?火星人?日本人なら髪は黒くしなさい、真っ黒に!!”アンタのだけ”は見ててどうも苛つく。それと、このチャラチャラしたピアスもネックレスも全部邪魔!!!”アンタのだけ”は目障りなんだからっ!!!!!」
教室中がザワつきを覚える。
が、あたしはぐるりとキツい睨みをきかせると、一気に静まる。
「なのにアンタ、あたしに気安く喋りかけてきて…。身の程知らずね。あたしを誰だと思ってんの?」
そして言ってやった。
「天様なんだからねっ」
そう言って胸ぐらを軽く放してやった。

