『広場に?』


友希は首を傾げた。


『何だよ、忘れたのか?昨日約束したじゃん。今日学校が終わったら例のお化け屋敷を探検するってさ』


公太がそう言うと、勇二と光希も深く頷いた。


『あっ…、でも母さんにはアソコは危ないから絶対行っちゃダメだって言われてるし…』


友希はそう言いながら困った表情を見せた。


『大丈夫だって!!』


光希はそう言って友希の顔を覗きこんだ。


『でも…』


友希は戸惑いを浮かべた。


『友希だって、お化け屋敷に行ってお化けの正体を突き止めたいだろ?』


顔を覗きこむ光希が尋ねた。