『う…うん…』


友希は気がついた。


『ここは一体?』


友希は体を起こし、辺りを見回した。


友希が見回したそこは、草木が生い茂る森の中のようだった。


『森?暗い…夜なのかな?』


友希は立ち上がり、その場を歩き出した。


すると、突然空から雨が降り出した。


『雨?』


友希は暗い空を見上げた。


雨に濡れる友希の体に雨が纏わり付き、友希はだんだんと息を切らしだした。


『あれ?ハァ…ハァ…変だな…何か急に疲れが…』


友希の足はフラフラとし、今にも地面に倒れそうだった。


『ハァ…ハァ…』


友希はしんどくなり、ついに地面に膝をついた。