『き、消えた…あの子は一体…』


友希は冷や汗を流しながら立ち上がった。


『お化け屋敷…』


友希は一言呟き、直ぐに部屋を出ようとした。


友希は部屋のドアのノブに手をかけた。


その瞬間、1番近くの魔物と魔物に脅える村人たちの描かれた絵が、突然光を放ち出した。


『嘘…そんな…絵が、絵が光ってる!!』


友希は光を放つ絵に近づいた。


友希は何となく光を放つ絵に恐る恐る手を触れてみた。


すると、触れた絵の光が友希を包み込んだ。


『な、何?』


友希は戸惑いを浮かべた。


そして、光に包まれた友希は絵の中へと吸い込まれたのだった。