『あたしの名前はリンネ』


金髪の少女は自分の名前を名乗った。


『リンネ?一体君は…お、お化け?』


友希は震えながら尋ねた。


『お化けか…まあ、お化けって言えばそれに近いのかなぁ?』


金髪の少女、リンネは考え込みながら告げた。


『や、やっぱりお化けなんだ!!』


友希はビビり、腰を抜かした。


『あらら、腰抜けちゃったの?』


リンネは友希に近付こうとした。


『うわぁ!!こっちに来るな!!』


友希は脅え足をバタつかせた。


『そんなに怖がらなくても…』


リンネは少し悲しげな表情を見せて、友希の前から光を放って消えた。