恋人同士でもないのに。 これがイケナイ関係ってやつ? 『これから琥珀は俺には逆らえないね』 嬉しいと思ってしまう私は病気かなぁ。 『んじゃ………おやすみ』 そう言って水原君はまた机に俯せた。 『襲わないでね』 「襲わないよっっ!!」 水原君はクスッと笑って目を閉じた。 「本当にまた寝るのっ!?」 その問いに返事はなくて。 おーじはねむねむのご様子で。 すっかり寝息をたててる。 「おやすみなさい…」 私は頬に熱を感じながら補習室を後にした。