「あの…いつから……?」
『うーん、誰かが俺にキスしてるって確信したのは昨日かな。それまでは夢かなとか思ってたし』
自分の唇に触れながら言う水原君は本当絵になるって言うかなんて言うか。
『でもまさか犯人が一見大人しそうな女の子だとはねぇ…』
『あんなことしちゃいけないんだよ』と、色っぽい言葉で囁かれる。
「ごめ………」
『謝るより、行動でしめしてよ。』
ギリギリまで私の唇に唇を寄せる水原君。
『毎日してたんでしょ?ほら』
それとこれとはわけが違う……。
てゆうか逆にしていいの?
それなら毎日バレないように、必死だった私はなんなんだろ。
『皆に言っちゃうよ』
だから、したくないんじゃなくて、できないんだってばぁ。
目、開けられてると恥ずかしい。
「目、閉じて…?」
『ん』
ちゅ、
私はいつもの触れるだけのキスをした。
こんなの………本当にいいのかなぁ。
そんな事を思いながらも、実際、ドキドキして、どんどん水原君にはまっていってる自分がいた。



