お姉ちゃん明宏さんに秘密のこと話したんだ。


やっぱり秘密を話すってことは明宏さんとの関係真剣に考えてるんだ。


私はムリ‥‥
好きな人に秘密を打ち明けるなんてできないよ。

お姉ちゃんみたいに強くなんてなれないよ‥‥



お姉ちゃんと話し終わってから私は、自分の部屋のベッドに潜り込みながらいろいろ考えているうちにいつの間にか眠ってしまったらしい。




『すみれ!学校行く時間になるわよー!
早く起きなさい!』


ママの大きな声が聞こえて思わず飛び起きた。


しまった!アラームの設定するの忘れてた。
しかも朝ご飯食べる時間ないし。


私は急いで支度を着替えてママのいるキッチンを覗いた。


するとママは忙しそうに何か作ってるようだった。