顔を洗ってから、キッチンに向かう。 よし。今日は、パンケーキにしよう。 確かヨーグルトも余ってたなぁ。 鼻歌を唄いながら料理していると、足音が聞こえてきた。 「…おはよう。」 「あ、トモくん。おはよう。もうすぐ朝ごはん出来るよー。」 「…うん。うん。」 まだ寝ぼけているのか、こくこくと頷くだけのトモくん。 「ヨーグルト何かける?ジャム?」 「…ハチミツ。」 「はーい。」 そして、赤い服を着たクマのキャラクターと同じくらい、トモくんはハチミツが大好きだ。