ぼっ―としながらレギオン王の言葉を思い出した。

そこへさっきまでメアリーが寝ていた部屋のドアが開いた――――



「メアリー…」

『レ…オン』

「私は君を迎えに来た。」

メアリーは一度目を伏せてから、レオンの瞳を見据えた。



『あのね…長くなるかもだけど私の気持ちを聞いてね?』