私はヘタレな彼氏と付き合っている、何故かと言うと好きだからだ
 ヘタレでも優しさに惚れたのである、目が悪いのか眼鏡をかけている
 彼は眼鏡のせいで余計にヘタレ男に見えるのだ

「陽菜よくあんなヘタレ軟派男と付き合えるよね?」

 クラスメートの女友達が言う

「何って好きだからに決まってるだろ?」

 陽菜が言う

「陽菜何時からそんな口調になったんだろうね?」

 友達が聞く

「さぁ?」

 陽菜が返す

「ちょっと良いかな?」

 陽菜が友達に聞く

「どうしたの陽菜?」

 クラスメートの友達は陽菜の呼びかけに答える

「実は私今好きな人が居るんだけどどうしたら付き合えるのかな?」

 陽菜が恥ずかしそうに言う

「誰が好きなの?」

 恥ずかしそうに答える陽菜にクラスメートの友達は聞く

「えっと、隣のクラスの強河強君なんだけど如何したら良いかな?」

 顔を赤くして言う陽菜

「えっ?あんなヘタレな男の何処が良いの!?」

 友達はビックリして言う

「えっ?彼ってヘタレなの?私がこの前自販機の下にお金落としたら
 彼一生懸命服汚しながら手を突っ込んで取ってくれたの
 それでお金を私に渡してくれてジュースをおごってくれたの」

 陽菜が言う

「マジ?あいつがそんな事を?」

 話を聞いて驚く友達

「うん、それでもう好きになっちゃって」

 私は顔を赤くして言う

「あいつはヘタレだよ凄く!付き合ったらムカついてすぐに
 別れるよ?皆付き合っても3日で別れるし告白されても
 誰も付き合わないしね」

 友達が力説する

「そうなの?」

 陽菜が聞く

「そうだよ」

 その言葉に返す友達

「そんなの噂でしょ?私は信じないよ」

 陽菜が言う