+二重人格なあいつ+

「圭くん…」

「早く離せよ」


圭くんの低い声で、男の人は手を離した。


「こんな女いらねぇ」


そう言い残して、去っていった。


「行くぞ」


圭くんはあたしの手を掴んで歩いていく。

まだ、怒ってるかな…?