「その後、お父さんとは話しましたか?」


「まだです。」


「高橋さんの場合は、進学なさらないのでしたら、高校を卒業してから、治療を始めるのがベストです。でも未成年ですから、ご両親の同意が必要です。」


わかってるよ。

耳にタコができるくらい、

何度も言われてきた。


「もうすぐ準備ができるんですから、お話なさった方がいいですね。」



めんどくっさー!



その後、

久しぶりに診察もあった。



どうやらボクは、

本当に治療を受けられるらしい。

となると、

やっぱり話さなければいけない。






お父さんと。