―次の日 激しい雨の音で目が覚めた。 起きて真っ先に浮かぶのは佑人のことだった。 こんな大雨の中行くつもりないけど…。 だけど…。 佑人の顔を思い出す度に、段ボールの中で鳴いている小さな犬と重ねてしまう。