『ひどい!』 「小夏が思い出してくれるの待ってたんだよ」 佑人は片手でボールを上げたり落としたりしている。 『あの頃から幽霊…じゃないか』 「ははっ、違うよ」 好きかもしれない、じゃなくて…好きなんだ。 好きになっちゃいけないって思ってたけど…そんなことないよね。 幽霊だって…関係ないよね?