君と出会えたのは、
4月の半ばぐらい。


第一印象は、
普通に面白い人。
だったと思う。
自分でも、うる覚え。
あの時は、暑くて
4月だったから友達作りに燃えてた私は、こんな気持ちになるとか思ってもみなかったよ。


それに、好きな人居たしね。


その時から、君と私は話をするようになったね。最初交わしたコトバはなんだったか、忘れたけど、君との思い出は消えてないよ。


一緒に黒板を消した事。2人とも背が高いから余裕だったね。
一緒にハイタッチだってしたよね。
階段ダッシュの時、
君が手を出してたから。ダッシュの時だって
かなり、応援したし
外周の時だって。


あの時は、友達として、好きだったな。
あと、私の恋は下り坂だったからもう、恋なんてしたくないって思ってたし。


あれから。
少しして、学校の大イベントの体育祭があったよね。
あの時、君は青色のはちまきをして、学級旗を振り回してふざけていたね。
私には、そんな君がなんとなく、かっこいいって思えていたんだよね。


リレーで勝った時のあの大喜びした笑顔。
先生の話を聞く真剣な顔。
ハシャぎすぎて、怒られて開き直っている君の顔。
今でも、思い出す度に恋に落ちるんだ。


体育祭がクライマックスを迎えた頃、私の目は君だけを見ていた。
そして、実感した。


私、この人の事が好きなんだなあって。
私は君に恋をした。
暑い暑い、体育祭のまっさだなかで君への恋は始まったんだ。