「馬鹿!!変態!!」






先生は、ハハッと笑ってソファに座りなおした。






あたしも起き上がった。






「なあ…駒野…」





「…何」





「俺、泉咲に来れてほんと良かったわ。泉咲が俺の初めての勤め先で本当に良かった。」






先生が窓の遠くを眺めるように言った。






「だよね…あたしもあと4カ月しか泉咲高校居れないと思うと寂しいなあ…もう…先生の授業も少ないんだね。」





「4か月とか長いようで短けぇもんな。でも…1年て短けぇ…」