あたしが朝食のパンを口にしている時、携帯の受信音が鳴った。


「井上か・・・」



井上からのメールに素直に喜べていない。


だめじゃん。


本浦なんかより断然良い奴だって。


井上の方が・・・。



『いーや。俺が行くわ!待ってて』



『了解★ありがとう。』


それだけ井上に送った。






あたしが支度した後、家のチャイムがなった。


「はーい。」


ガチャッ


「ごめんね。お待たせ」


「全然大丈夫。」



「・・・何で急に誘ってくれたの?・・」


あたしは、疑問に思った事を言ってみた。



「実はさ・・・神埼に言われたんだけど・・・」