ロールプレーイング17

僕は歩き、歩き続けた、、。僚介を探しながら、、。どこかで会えると信じながら、こんな現実はありえないと否定をしながら、、、。遠くへ伸びた曲がり角を見つめていると、がらんとしたその影から、僚介がニヒルで、、そしてクールな笑みを浮かべて現れる気がした。いつもみたいにタバコを吸いながら。
何時までたっても僚介は姿を現さなかった。どこにもいなかった。見つけることが出来なかった、、。見覚えのある道を歩いた。緑のオアシスを、駅前のゲームショップを、一緒に座ったベンチを、、、。思い当たるところの全てを、、、。
僕は和みにも足を運んだ。だけどのれんは下ろされたままだった。僕は店の扉を叩いたここに確かに和みが存在することを確かめるために。扉を何度叩いても、何の応答の無かった。僕は気持ちが先走り、店の扉に手をかけた。鍵は開いていた、僕は静に扉を開けた。

「こんにちは、、、。誰かいますか?」

 しばらく、僕は周りを見渡した。もしかしたら、一番隅の席に僚介が座っているんじゃないかって気がした、、、。

「あら、、一ちゃん、、。」

 聞き覚えのある声に僕は振り返り、そしてほっとした。おばちゃんだった。
「久しぶりだね、ここんとこしばらく顔出さなかったから、今日は一ちゃん一人かい?僚ちゃんは?」
 ふと我に返った。おはちゃんは僚介が死んだことを知らないと。
「あ、はい、、今日は一人で来てみたんです、、。最近は結構色々いそがしかったから、、。」