ロールプレーイング17

「僚介が、一は今日は来ないだろうと言っていた。案の定それは正解だったがな、、、。」


 言葉が、言葉が完全に途切れた。今まで味わったことも無い感覚だった。

 もしかして、、、井上さん、、、泣いている?

 僕は話の続きを身構えた待った。
 沈黙は永遠のように感じる。

「明け方の4時過ぎのことだ、、、。僚介が事故にあった。右折してきたトラックにまきこまれてな、、。」

 ハッとして一瞬にして血の気が引いた。嘘だろって。
「で、、、僚介は?どこの病院に?怪我は?程度はどのくらいなんですか?」

 井上さんは自分自身を落ち着かせようとしているようだった。そして僕は、井上さんの口から衝撃的な言葉を耳にした。

「僚介は死んだ、、、。」

 まるで平手でいきなり頬を打たれたような衝撃だった。

 誓って言うけど、、世界は間違いなくその一瞬時を止めていた。

「嘘だ、、。」

「本当だ、、。」

 認めたくなかった僚介が死んだなんて。