僕は十二時ぴったりに、L`anje bluの扉を開いた。麗華さんがちょうど帰るところですれ違い、よく見てやってね、とやさしく僕に話しかけた。一緒に見てもいいのになって思ったら、今度はこの間のときとは反対に店のカウンターの内側から、僚介がお袋はいいから!早く帰れよ。って僚介が叫ぶもんだから、麗華さんは急かされるようにはいはいと言いながら店を後にした。僕は店の中に入り僚介の声のしたカウンターの前まで進んだ。するとカウンターの内側で何かの用意をしていた僚介が立ち上がり、ゆっくりと僕の方へと近づいてきた。僚介は黒のスーツのズボンに黒いベストそして白いシャツを着ていて、開襟のシャツの襟には緩めた黒のネクタイを締めていた。その姿に僕はグッと来た。まるでいつもの僚介とは別人のようだったから。いつもジーパン姿しか見たことのない僕は戸惑った。そのシルエットがすごく綺麗で、しなやかで、まるで黒豹のようだった。黒く光る革靴、ジェルで固めた髪。僚介の変身ぶりはまさに今夜のホストにふさわしい完璧なものだった。
「いらっしゃいませ。」
僚介は、はにかみながら僕をカウンターの席へと座らせた。僚介はきっと男もほれるタイプの魅力も兼ね備えたヤツなんだってちょっと思った。
「似合うなそのカッコ。」
僕はつい本音を漏らした。
「まずは形から、、と思ってな。」
僚介は、ひと通り身の回りの準備をはじめた。この間パソコンのインターネットの〝フレア〟のページで見たシェイカー、種類の違うカクテルグラス、、、。僕の中でバーチャルだった世界が次第に色を変えてリアルに僕を飲み込んでいった。
僚介は意思を秘めたまなざしでこう言った。
「俺は夢を必ず実現させる。せっかく生まれてきたんだもんな。お袋はあぁ見えても結構苦労してきたと思うし、俺も苦労をかけたと思ってる。この夢を実現させて一番喜ばせたいのはやっぱりお袋かな、、。生まれてこの方親孝行なんて一度もした事なかったしな。色々かんがえたけど〝自分の夢を現実する″ってことが最大の親孝行になるんじゃないかって最近思うようになったんだ、人それぞれ考え方は違うと思うけど。それから一、おまえにも友達として、もし俺の夢が叶った時は一緒に喜んで欲しいと思ってる。心からそう思ってるぜ。」
「いらっしゃいませ。」
僚介は、はにかみながら僕をカウンターの席へと座らせた。僚介はきっと男もほれるタイプの魅力も兼ね備えたヤツなんだってちょっと思った。
「似合うなそのカッコ。」
僕はつい本音を漏らした。
「まずは形から、、と思ってな。」
僚介は、ひと通り身の回りの準備をはじめた。この間パソコンのインターネットの〝フレア〟のページで見たシェイカー、種類の違うカクテルグラス、、、。僕の中でバーチャルだった世界が次第に色を変えてリアルに僕を飲み込んでいった。
僚介は意思を秘めたまなざしでこう言った。
「俺は夢を必ず実現させる。せっかく生まれてきたんだもんな。お袋はあぁ見えても結構苦労してきたと思うし、俺も苦労をかけたと思ってる。この夢を実現させて一番喜ばせたいのはやっぱりお袋かな、、。生まれてこの方親孝行なんて一度もした事なかったしな。色々かんがえたけど〝自分の夢を現実する″ってことが最大の親孝行になるんじゃないかって最近思うようになったんだ、人それぞれ考え方は違うと思うけど。それから一、おまえにも友達として、もし俺の夢が叶った時は一緒に喜んで欲しいと思ってる。心からそう思ってるぜ。」


