「あのアメリカの?」
僚介はうなずいて、こう続けた。
「うん、そうだよ。アメリカの、、、。最近は日本でもフレアはブームになってきているけど、世界から見たらまだまだなんだよ、俺アメリカに行きたいと思ってる。」
僚介はきっぱりとそういった。その一瞬で僚介が遠くに離れていくような気がした。
「アメリカに?夢だろ、本当に行く気かよ。」
僕は半信半疑でそう言った。
「いずれ行こうと思ってる、近い将来。今俺そのために金貯めてんだ。夜はだいたいお袋の店てつだって、その後フレアの練習してさぁ、それから新聞配達やってんだよ。お袋の知り合いに、井上さんって人がいるんだけど見かけによらずいい人でさぁ、その仕事を紹介してくれたんだ。いつか、必ず俺は実現させて見せるぜ。」
なんでいままで話してくれなかったんだよってのどまで出掛かった。そんな具体的に考えていたなんて。だけど僕は自分のことを聞かれたとき、反対に僚介のことを聞き返したことなど一度も無かったことに気がついた。希望に満ちた目はこの目だったんだって僕は密かにそう思った。何かに野望を抱く瞳。僕の中で嫉妬と焦りが絡み合っていくのを、ひしひしと感じた。
「そうなんだ、まあ頑張れよ。」
僕は投げやりにそう言うのが精一杯だった。出来ることならもっと違う言葉を僕は僚介に欠けてやりたかったのに。
「俺の腕なんて本当にたいしたことなくて、まだまだなんだけどさぁ、、一今度俺のフレアを見てくれないか?」
僚介の目は優しくて、そんな投げやりな応援しか出来ない僕を救おうとしているようにさえ思えた。どうしてだよ、どうしていつも僚介はこうなんだ。僕と僚介は同じ17歳のはずなのに、僕はいつだって僚介にはかなわない。
「別に、いいよ。そんな夢を持ってるなんて、ぜんぜん気付かなかった。」
僚介はうなずいて、こう続けた。
「うん、そうだよ。アメリカの、、、。最近は日本でもフレアはブームになってきているけど、世界から見たらまだまだなんだよ、俺アメリカに行きたいと思ってる。」
僚介はきっぱりとそういった。その一瞬で僚介が遠くに離れていくような気がした。
「アメリカに?夢だろ、本当に行く気かよ。」
僕は半信半疑でそう言った。
「いずれ行こうと思ってる、近い将来。今俺そのために金貯めてんだ。夜はだいたいお袋の店てつだって、その後フレアの練習してさぁ、それから新聞配達やってんだよ。お袋の知り合いに、井上さんって人がいるんだけど見かけによらずいい人でさぁ、その仕事を紹介してくれたんだ。いつか、必ず俺は実現させて見せるぜ。」
なんでいままで話してくれなかったんだよってのどまで出掛かった。そんな具体的に考えていたなんて。だけど僕は自分のことを聞かれたとき、反対に僚介のことを聞き返したことなど一度も無かったことに気がついた。希望に満ちた目はこの目だったんだって僕は密かにそう思った。何かに野望を抱く瞳。僕の中で嫉妬と焦りが絡み合っていくのを、ひしひしと感じた。
「そうなんだ、まあ頑張れよ。」
僕は投げやりにそう言うのが精一杯だった。出来ることならもっと違う言葉を僕は僚介に欠けてやりたかったのに。
「俺の腕なんて本当にたいしたことなくて、まだまだなんだけどさぁ、、一今度俺のフレアを見てくれないか?」
僚介の目は優しくて、そんな投げやりな応援しか出来ない僕を救おうとしているようにさえ思えた。どうしてだよ、どうしていつも僚介はこうなんだ。僕と僚介は同じ17歳のはずなのに、僕はいつだって僚介にはかなわない。
「別に、いいよ。そんな夢を持ってるなんて、ぜんぜん気付かなかった。」


