「いっちゃん、海海!!!」 「わかったから、窓から手出すな!」 旅行当日。 俺は早朝からの車運転ですでに死にそう。 紅は寝てやがるし。 涼は落ち着きがないし・・・・。 ほんともぅ帰りたい・・・・。 「いっちゃん、海入るの?海行くの??」 うるさい・・・・。 寝不足でイライラしてんのに・・・・。 「いっちゃん、いっちゃん、」 「涼、うるさい。黙ってろ」 俺が少し冷たく言うと涼はシュンとして小さくなる。 「ごめんなさい・・・」 それから涼は何も喋らない。 車の中はラジオの音だけ。