すると生徒たちはザワザワとざわついた。




女子からはキャーキャー黄色い声。




男子も盛り上がってる。




その中で涼だけ、頭の上にハテナマークを浮かべていた。




「鈍感・・・」




俺は涼を見て小さく呟いた。




やっぱ、涼・・・なんかぬけてる。




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「開始」




クラス中の生徒がテスト用紙をめくる音とシャーペンをカチカチする音がクラス中に響く。




今日はテスト当日。




涼は昨日だいぶ早く寝てた。




さすが特待生の余裕?