住宅街に入る。 涼・・・どこに居るんだよ・・・。 増水した川。 橋を飲み込みそうなくらい。 その近くの公園。 ・・・・。 涼・・・・・? びしょびしょで小さく縮こまる女がいる。 車を止めて外にでる。 こんな天気だと傘なんて使えない。 どうせ濡れる。 公園の中の屋根のある建物の中に、 小さくなってる女。 制服着てる。 「・・・・涼・・・・?」 俺が名前を呼ぶと、女は顔を上げた。 ・・・・涼だ・・・・。 見つけた。 だが涼は俺を見たとたんに立ち上がって逃げる。 「は?涼っ!?」