俺が歩きだすと、涼も慌てて歩きだす。




「・・・先生・・・、お仕事大変だった?」




涼が聞いてきた。




俺は答えるのがめんどくて、首を縦に振った。




「・・・・そっか・・・・」




涼は少し小さい声で言った。




車に乗って、部屋に帰った。




「・・・」




涼はさっきから一言も話さなくなった。




俺が夕飯の支度をしているときも、チョコンと座っていた。




俺が食事を運んで食い始めると、涼も少しづつ食い始めた。




「・・・・おいしぃ・・・先生・・・料理・・・上手・・・」




小さな声で涼は言った。




「そ?そりゃ良かったな」




「ぅん」




涼は少し食べて終わり。