涼は小さくなる。
「涼のせい・・・・涼、悪い子・・・・」
車にエンジンをかけた。
涼はビクッとビックリしていた。
ここにいれないし・・・・、車出すか。
「「・・・・・・・」」
無言の俺達。
車の中の音楽だけが聞こえる。
涼の傷は驚くほど多い。
・・・・これが虐待・・・?
車を走らせて、少ししてマンションにつく。
涼を連れてエレベーターに乗り込んだ。
「涼、なんで学校休んだ?」
涼は一瞬俺を見て、また俯いた。
「先生・・・涼が嫌いだから・・・・涼、こなくていいって言われたから・・・」
嫌い・・・?
そこまで言ってねぇし・・・・。
涼は震える声で言った。

