「で、何しに来たわけ」
はやく紅を追い出す。
「ん、涼ちゃんの道具。」
紅は持っていた鞄を渡してきた。
「ぇ・・・?なんで??」
「だってあんな所居させられないし、涼ちゃんって壱いないとダメでしょ?」
涼は顔を赤くする。
「校長とかどうするんだよ」
「言えば大丈夫でしょ、だってあんな状態になる涼ちゃん一人暮らしさせないって!」
確かに・・・。
「じゃ・・・涼、先生と一緒に居られるの?」
「そうだな」
いきなり涼は立ち上がって俺に飛びついてきた。
「うゎ!!」
飛びついてきた涼を受け止める。
涼は何も言わないで、ただギュゥと俺に抱き着いてる。