今しか逃げることできねぇ・・・。
ふらつく俺。
父親とおじさんが俺に襲い掛かる。
涼が父親とおじさんの前に立ちはだかる。
「涼、邪魔だ!!!!」
蹴られる涼。
俺、なめられてる?
俺は父親とおじさんをすり抜けて、涼を連れて外に出た。
車に乗り込む。
・・・・あれ・・・・?
なんで俺・・・・、涼連れて来た・・・・?
「・・・痛っ・・・・」
頭痛・・・・。
頭に手を当てた。
ヌルっとした。
「・・・・血・・・・?」
赤い液体が手についた。
「涼のせい・・・・・」
涼が隣で言った。
涼はよく見ると傷だらけ。
痣だらけ。

