途中でキスしてやった。
何回も何回もキス。
涼も俺にしがみつく。
だいぶ寂しかったんだな。
「はぅ・・・・」
キスをやめて俺は板チョコをとった。
「このチョコはなんなの?」
「・・・・それは・・・・」
「俺にじゃないの?」
さっきの反応からするとこの板チョコは俺にあげようとしてた。
「・・・違・・・ぅ・・・」
でも否定する涼が必死すぎて、少し意地悪したくなる。
俺に空き巣のこと黙ってた罰だ。
「へー、じゃぁ涼は俺好きじゃないんだ?」
「!!・・・違っ・・・!」
うるっと目に涙がたまる。
「違うー?違くないだろ?俺に本命チョコないんだから」

