話しを聞き終わると俺のほうを向いて抱き着いてきた。
「・・・涼・・・?」
「・・・・」
ばあん!!
玄関がいきなりデカイ音をたてて開いた。
「涼ちゃぁん!!!」
紅か!!
紅はリビングまできた。
「あれ里美?なんでいるの??」
「あたしが壱の可愛い彼女ちゃんを誤解させちゃってたみたいでー」
「ふーん・・・って!涼ちゃん、はい!!」
紅は涼のぬいぐるみを持っていた。
「・・・ありがとう・・・」
ぬいぐるみを持つと涼はふにゃりと笑う。
あ、ぬいぐるみに嫉妬するよ?俺。
「てか涼ちゃん!あの部屋のグチャグチャはどうしたの!!?」

