「・・・涼・・・」
「・・・ん?」
「・・・なんでもなぃ・・・」
涼は少し笑うと目を閉じた。
少し経つと小さく寝息が聞こえてきた。
すぐに寝た・・・・。
涼の頭を撫でて俺は寝室を出た。
消化にいいもん作るか。
痩せたってことは食ってねぇだろーし。
テキパキと動き始めた。
卵粥を作る途中、涼の鞄が目に入った。
少し中身が気になって鞄を開けた。
・・・・。
ビターチョコレート?
しかも板チョコ・・・・。
涼って甘党じゃねぇーのか?
チョコレートをテーブルに上げた。
「よし・・・」
お粥をテーブルにうつして涼を起こしに行く。

