特別、なりたい職業もなかった。




頭も悪くなかったから、教師になった。




それだけ。




ガキも好きかって聞かれたら、普通と答えるだろう。




式が終わって教室に行く。




教室に入った途端に、




女子からは黄色声。




俺はまぁカッコイイほうだからな。




げ・・・・。




あのサダコ・・・、




俺のクラスかよ!!!




あいつだけ浮いてるし・・・・。




「先生ー!あのぉ、この子怖いんですけどぉー」




サダコかぁ・・・。




オロオロとするサダコ。




えーと名前は・・・・、




涼・・・か。




「涼、その髪切ってきなさい。」